大きなツボミの中心部になる柔らかなガクと花托(花の土台の部分)を食用とし、春先から初夏が旬の風物詩的な野菜です。
日本においては気候条件などが適さず、三浦半島などで少量生産されている程度ですが、百合根や筍に似た独特の心地よい苦味を伴った風味は、春野菜に共通する力強さを持っています。
その苦味の主成分であるミナリンは、血中脂肪を減らして、アルコールの代謝を促し、肝臓機能を高める働きがあります。
またカリウムを多く含み、利尿作用を高めて体内の塩分濃度を下げてくれるので、むくみ防止や腎臓の代謝促進などに効果が有り、ヨーロッパでは胆石のハーブと呼ばれて薬草としても利用されてきました。
馴染みの薄いこの野菜を今回のワイン会の料理テーマにいたします。
季節的にも少し先走っていますが、ローマ人が春を待ちこがれる、このカルチョフィを使った数々の料理をCavacavallo風にお皿の上に表現できたらと思っております。
又、その他にも力強い春の食材が色々と入荷してきました。
冬の寒さに眠ったままになっている体内に、生命があふれるこの季節の食材を取り込んで目覚めさせましょう。 |
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