営業時間
- < Lunch >
- 12:00 - 15:00 (L.O.)14:00
- < Dinner >
- 18:00 - 23:00 (L.O.)22:00
定休日
- Wednesday(水)
27Mar
一時の初夏の陽気も落ち着き、この季節らしい気候になってまいりました。
今年はそんな汗ばむぐらいの陽気が続いたものですから、桜も異様に早い開花となりましたね。
当店から見える桜も多くのお客様を楽しませてくれています。
さて、そんな桜咲く先日日曜日に第10回ワイン会を開催いたしました。
多くのお客様にご来店いただけ、お疲れビールも格別美味しかったです。
そんなワイン会の模様、少しですが雰囲気を感じていただければと思います。
今回はラッツイオ州、州都ローマと言ったほうがわかりやすいでしょうか?
ローマ直球の料理、ワインをご用意いたしました。
【前菜】
手前から時計回りに
・ペッシェフィント
何とも愛くるしい顔に皆様の顔が綻びましたね。
その名のとおり”魚に見立てた”お料理。
昔は流通が良くなかったため、山の中では新鮮な魚料理を食べることはできませんでした。
そこでこういった料理で、気持ちは魚料理を味わっていたのです。
なんとこの型、わざわざお客様がローマで買ってきてくれたものなのです。
まさに郷土料理
・カルチョフィのユダヤ風
ローマと言えばカルチョフィ。
ユダヤ風はじっくりと油で揚げたもの。
周りはパリパリで中はほっくりと仕上がります。
・カルチョフィのスープ仕立て
これもシンプルに。
甘味の中にあるほのかな苦味がカルチョフィの醍醐味です。
【パスタ】
・カルボナーラ
カルボナーラを知らない人はいない!ぐらいに浸透していますね。
実はローマのお料理って知ってましたか?
やっぱり古典的にチーズはペコリーノですよね~
【メイン】
・仔羊のカチャトラ
カチャトラ=猟師風
トマト煮にしたカチャトラもよく見るのですが、古典的にはローズマリー、アンチョビ、ワインビネガーを使ったソースを指すとのこと。
酸味がなんとも羊にあう!!
付け合せはこの地方特有の甘酸っぱいアグロドルチェにした小玉ねぎを添えて
【ドルチェ】
・マリトッツォ
パンブリオッシュのようなほんのり甘めのパンにレーズンを入れて。
本来はたっぷりの生クリームを挟んでほうばるようですが、コクを出すためにマスカルポーネチーズのムースを挟みました。
【小菓子】
・パンジャローロ
たっぷりのナッツ、ドライフルーツを蜂蜜で合わせて焼きあげたお菓子。
黄色という意味のジャッロというだけあって、上にはサフランで色付けして焼き上げます。
・チェンベッラ・ヴィーノ・ロッソ
ドーナッツ型にしたクッキー。
なんと赤ワイン入り。シンプルながらほんのり赤ワインの風味が。
【パン】
・カサレッチェ・ジェンザーノ
この地方のIGPにもなっているテーブルパン。
皮が厚く大きく焼くのが特徴。
【ワイン】
左から
・ ポッジョ・デル・カンディナーレ・エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテファスコーネ / レオナルディ
エスト!エスト!!エスト!!! ある!ある!!ある!!!と美味しいワインをある!と連呼した話は有名です。
これは少し樽での熟成を経て、複雑み、そして余韻に残る苦味がカルチョフィに通じる味わいでした。
・ ロッソ / レ・コステ
香りはすみれ、バラ、木苺などなど、可憐で華やか。
飲み口もスムーズで、でも最後にはなめらかなタンニン質が引き締めますね。
・ ラ・ペトローサ / コンテ・ザンドッティ
2007年ということもあり、大分落ち着いた印象。
その熟成具合が仔羊にはバッチリでしたね。ラッツィオにも美味しい赤ワインがあることを証明してくれました。
・ ムッファ・ノービレ / カステル・デ・パオリス
近くに流れる川の影響により、貴腐菌がとてもよく地域といことを見出し、ソーテルヌに匹敵するようなワインを作り出しています。
その味わい深さはもちろんのこと、決して甘ぼったくならない酸味がとても好評でした。
今回も多くのお客様にご来店いただき、ありがとうございます。
次回もさらに楽しんでいただけるよう今から試作大会です!!
ぜひ参加お待ちしております。