営業時間
- < Lunch >
- 12:00 - 15:00 (L.O.)14:00
- < Dinner >
- 18:00 - 23:00 (L.O.)22:00
定休日
- Wednesday(水)
28Jan
毎日寒いですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、昨日行われましたワイン会のお料理、ワインを簡単にご紹介します。
今回は”ヴェネト州”
野菜も豊か、魚介も捕れる、貿易都市として多種多様な食材が手に入る。
お料理も幅広くありますね。
ワインも料理も悩みに悩んだ結果の集大成、ぜひご覧ください。
≪前菜≫
左より
・甲イカのスミ煮 〜Seppie alla veneziana〜
・ラディッキオ・タルティーボのフラン、アジアーゴのソース 〜Fran di radcchio tartivo, salsa Asiago〜
・ヴィチェンツァ風バッカラマンテカートと焼きポレンタ 〜Baccala mantecato e polenta〜
スミ煮、バッカラは言わずと知れたヴェネト伝統料理のひとつですね。
まさに前菜としてはうってつけ!
フランは特産のラディッキオ・タルティーボをレストランスタイルで。苦味が後引く美味しさ。
≪パスタ≫
ラディッキオ・タルティーボのリゾット 〜 Risotto di radicchio tartivo 〜
今回のメインって言ってもいいぐらい、力入っちゃいました。
このラディッキオの美味しさを伝えたくて、この寒い時期にヴェネト州で開催したのですから。
≪メイン≫
ホロホロ鶏のソテー、ペベラーダソース 〜 Saute di pollo, salsa peverada 〜
で、メインです。
昔は高級品だったコショウをこれでも!ってぐらい入れたスパイシーなソースは裕福だったことを物語るお料理。
特産のサラミのほか、レバー、レモンの皮、ワインビネガー等を入れたとても濃厚なソースです。
≪ドルチェ≫
ティラミスとトルタ・サッビオーザ 〜 Tiramisu e Torta Sabbiosa 〜
”私を天国へ連れてって”のティラミスはもはや定番!!
定番すぎてあまりしっかりと作ったことがなかったけど、やっぱり古典は美味しい。
サッビオーザは直訳すると”砂のケーキ”
ホロホロ崩れる食感は初めて体験する~。この食感を出すのにどれだけ苦労したことか…
≪パン≫
スキッツォット 〜 schizzotto 〜
北イタリアでは珍しくラードをたっぷり入れたパン。
食感はデニッシュのようだけれど、そこまで甘ぼったくなく。本来はサラミはルッコラなどを挟んでパニーニスタイルが一般的のようです。
≪小菓子≫
ザレッティとルフィオイ 〜 Zaletti e Rufioi 〜
ザレッティはレーズン、ポレンタ、松の実を入れた素朴なクッキー
ルフィオイは実はお客様からお借りしたヴェネトの料理本から作りました。
中にはアマレッティ、ナッツ色々、オレンジピール、レーズン、チーズ等…贅沢な具材たち。
それを包んで揚げたドーナッツのようなもの。是非とも本場を食べてみたい!!
さてさて、肝心のワインです。
今回、品種は同じでも土地によってかなり雰囲気が違うんだなぁと感じました。
もちろん造り手も違うので土地だけの影響ではないのですが、なんというかそれぞれ確立したキャラがあるなといった感じでしょうか。
今回のためにと初めて知ったデザートワインも良かったですね。
左より
ソアヴェ / コルテ・モスキーナ 〜 Save Roncathe 2011 / Corte Moschina 〜
ふくらみのある果実味とミネラル感。
ソアヴェのポテンシャルの高さを感じます。
・コルテ・マルザーゴ・バルドリーノ・ラ・モッラ / アウレリア 〜 Corte Marzago Bardolino La Morra 〜
チャーミングのチェリーの味わいは少し冷やしてお出ししました。
チーズたっぷりのリゾットも酸味がきれいにまとめてくれます。
・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ・すーペリオーレ / ラルコ 〜 Valpolicella Classico Speriore 2007 / L’Arco 〜
ヴァルポリチェッラもこの造り手にかかればいい熟成ですね。
アマローネらしさもあるけれども、どこまでもエレガント。
・アルピアーネ・フィオール・ダランチョ / ヴィニャルタ 〜 Alpiane Colli Euganei Fior d’Arancio 2007 / Vignalta 〜
オレンジの花の香りがするデザートワイン。モスカート・ジャッロを使った珍しいデザートワインです。
酸味がみかんのようで飲みやすい!でも恐ろしくトロンとしているから飲みすぎには要注意。
と、いった感じのワイン会でした。
いつもやりすぎてしまうのが悪い癖ですが、私たちもとても勉強になるいい機会。
なおかつ、お客様にも喜んでもらえたらさらにやってよかったァ~。
来月もよろしくお願いいたします。