日差しが暑い!!
ビール美味しい~のですが、ビールばかりではつまらない...ということで、またまたロゼワインの登場です。
でも、今回は醸造方法が珍しいんです。
Rosamara / Costaripa
ロザマーラ / コスタリパ
品種:グロベッロ、マルツェミーノ、サンジョベーゼ、バルベーラ
産地:ロンバルディア州
コスタリパ社といえばスパークリングワインで有名で、醸造責任者でもある社長は、2008年にはベスト・エノロゴ賞をとったぐらいその技術は確かなものです。
スプマンテも美味しいのですが、彼はロゼワインにも力を注いでいます。
まずはその品種。“グロベッロ”とは聞きなれない名前です。
このガルダ湖周辺が発祥と言われるブドウですが、その栽培の難しさから世界で300haしか栽培されていないそうです。
地元のブドウ、絶やすまいとする姿勢には心動かされます。
さらに驚くのはその醸造方法。
通常、ロゼワインを造るには三通りの方法が考えられます。
①赤ブドウを圧搾して醸造し、少し色が付き始めたところで果皮などを取り除く。
②赤ブドウを圧搾してその果汁だけを醸造していく。
③赤ワインと白ワインと混ぜる(イタリアでは禁止されている)。
基本的にコスタリパも①に該当しますが、より伝統的な“ラクリマ方式”という製法を用いています。
直訳すると“涙”。赤ブドウを無理に圧搾するのではなく、ブドウ自身の自然な圧で涙のように滴り落ちる果汁と果皮を醸造していきます。
さらにはその上澄みだけを汲み取るそうです。
なんとも贅沢で気の遠くなるような丁寧な作業!!この製法は色合いだけでなく、ミネラル分が果汁に溶け込んで奥深い味わいを出してくれます。
この季節にミネラルたっぷりな魚介のお料理とぜひご一緒に! |