営業時間
- < Lunch >
- 12:00 - 15:00 (L.O.)14:00
- < Dinner >
- 18:00 - 23:00 (L.O.)22:00
定休日
- Wednesday(水)
9Feb
朝晩の冷え込みがつらい時期ですが、
ふと暖かくなり早春を感じられると、なんだか嬉しくなります。
この時期は食材も様々で、それに合わせるワイン選びにも悩むところ。
今回は、とてもバランスの良い赤ワイン
◆ ロッソ・ピチェーノ ◆
品種:サンジョベーゼ・モンテプルチャーノ
産地:マルケ州
のご紹介です。
マルケ州は、中部イタリアのアドリア海に面しています。
ブーツ型のイタリアのちょうど「ふくらはぎ」の部分にあり、
州都のアンコーナは、アドリア海に位置する港湾都市。
かつてはヴェネチアとアドリア海の覇権を争ったとか。
今でも港町として栄え、海岸線はビーチリゾートとして
観光客で賑わっています。
さらに内陸に入るとシビッリーニ山脈が広がり、ウサギなど
の料理が味わえるなど、海の幸・山の幸が豊富な州なのです。
さて、このロッソ・ピチェーノは、州の一番南に位置する
“アスコリ・ピチェーノ県”で造られたのが最初と言われて
いますが、今では州の70%で造られているほどマルケの人々
にとって馴染みの深いワインなのです。
歴史も古く、ハンニバルがローマに向かっているとき、
兵士たちの馬を元気付けるためこのピチェーノ産赤ワインで
馬体をマッサージした、と書かれている詩が残っている
そうです。
随分と贅沢な馬たちで・・・
一般に「スーペリオーレ」いう表記はアルコール度数や
熟成期間が規定を満たしているワインにつけられるのですが、
ロッソ・ピチェーノに限り、特定地域(アスコリ・ピチェーノ)
で造られたワインに表記されています。
もちろん、「スーペリオーレでなければ美味しくない」という
訳ではありませんけどね。